標準引越運送約款説明

見積もり時の決まりごと

・見積もりは無料で行なう
見積もり時の決まりごとの一つに見積もりは無料で行なうというのがあります。

引越しのチラシや宣伝などで、見積り無料を前面に出している業者を見かけますが
引越しの見積もりはどの業者でも無料です。

実は約款にはちゃんと「見積料は請求しません」と記載されていますので
見積もり料は取れないことになっています。

注意点としては、発送地又は到着地において下見を行った場合に限り、下見に要した費用を請求することがあります。
ただし、それには事前にいくら費用がかかるかを通知し、私達利用者の了承を得なければ請求はできないことになっています。

・見積りの際に内金、手付金等(前項ただし書の規定による下見に要した費用を除く。)を請求しません。
見積もりの際に、「内金や手付金」の請求はしないこととなっています。

請求してくる業者は標準引越約款を見せ付けて断りましょう。

・見積もり時に申込者に「標準引越運送約款」を提示します。
自社の約款を扱っている業者も約款を提示する決まりとなっているはずなので
約款を提示しないような業者は断りましょう。

・見積書に記載した荷物の受取日の「2日前まで」に、申込者に対して、見積書の記載内容の変更の有無等について確認を行います。
引越し業者は、引越しの2日前までに、荷物の内容の変更がないかを確認しなければなりません。

荷受けについての決まりごと

引越業者が荷受けを拒絶できるものがあります。

以下に該当する荷物は、拒絶することができます。
 貴重品…現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカードなど
 他の荷物に損害を及ぼす危険のあるもの…火薬類や不潔な物品など
 特殊な管理が必要なもの…動物、植物、ピアノ、美術品、骨董品など

見積もり時に申告されず、運送に適する設備がない時。

上記の場合も、引越し業者が了承すれば、もちろん運んでくれます。(別途料金が発生する場合あり)
そして一度引き受けてもらった荷物の損害については、業者がその責任を負うことになります。

荷造り(梱包)についての決まりごと

・私達利用者は、荷物の性質、重量、容積、運送距離等に応じて、運送に適するように荷造りをしなければなりません。
もしも適切な荷造りが行われていなかったら、引越し業者は利用者に対して
適切な荷造りをするように要求することができます。
もしくは、利用者が費用を支払うことにより、引越し会社のスタッフが荷造りをすることもできます。

・壊れやすいものもしくは腐敗しやすいものなど、運送上特段の注意を要するものが有るか無いかを聞きます。
もしも、利用者が言っていることに疑いがある場合には、利用者に了承を得てから点検することができます。

点検した場合
利用者の申告と違わなかった場合は、損害を業者が支払います。
利用者の申告と違った場合は、損害を利用者が支払います。

解約手数料についての決まりごと

以下に該当する時は、引越し業者は私達利用者に解約手数料を請求できます。

・引越し前日にお客さんの都合による解約の場合
この場合は、引越し価格の10%まで解約手数料を請求できます。

・引越し当日にお客さんの都合による解約の場合
この場合は、引越し価格の10%まで解約手数料を請求できます。

ただし、引越し会社が荷物の受取日の「2日前まで」に、利用者に対して、
見積書の記載内容との変更の有無等の確認をしなかった場合は、解約手数料を請求することができません。

ちなみに暴風雨の場合、利用者の責任によるものでないので当日延期してもキャンセル料は発生しないことになっています。逆に、暴風雨の場合は引越し業者側が引越しの延期を求めることもできます。

補償(賠償)についての決まりごと

引越会社の責任による、荷物の破損・紛失、家屋を傷つけた場合は、引越し会社は損害賠償の責任を負い、速やかに賠償します。ただし、保管又は運送に関し注意を怠らなかったことを証明した場合は除きます。

具体的には以下に該当する時には、例え荷物が破損・紛失したとしても補償の対象外ということになります。

・荷物の欠陥、自然消耗。

・荷物の性質による発火、爆発、むれ、かび、腐敗、変色、さびその他これに類似する事由。

・ストライキや強盗による荷物の紛失、運送の遅れ。

・不可抗力による火災。

・予見できない異常な交通障害。

・地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れ、その他の天災。

・法令又は公権力の発動による運送の差止め、開封、没収、差押え又は第三者への引渡し。

・利用者の故意又は過失。

また、荷物の破損・紛失については、荷物を引き渡した日から3ヶ月以内に通知すれば
損害賠償責任は請求できます。

しかし、時間が経つと、それが引越し時のキズかどうか証明することは困難になってきます。
引越し後、早めに荷物のチェックをしましょう。。

引越し後数日たってから荷物の損失や破損に気づくことはよくあること。ではもし、引越し後2ヶ月たってから家具のキズに気がついたら、どうしますか?

約款によれば業者の責任について「荷物を引き渡した日から三ヶ月以内に通知を発しない限り消滅します。」と記載されています。逆に言えば三ヶ月以内であれば業者側の責任を問うことができるということ。ただし、時間がたてばそれが引越し時のキズかどうか証明することはだんだん困難になってきます。トラブルを未然に防ぐためにも、引越し後、数日の間に荷物のチェックをすることをお勧めいたします。

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